大島渚の功績は大きかったんでしょう。
お葬式の坂本龍一さん弔辞で
「今日あるのは大島さんのおかげ。社会を厳しくしかる人間がいなくなり、日本は
少しつまらなくなったかもしれません」と故人をしのんだ。
(ライターFT)
さよなら世界の大島2
私が大島作品に初めて触れたのは「戦場のメリークリスマス」です。
戦場のメリークリスマス あらすじ
戦場という狂気の中で奇妙に生まれる感情を世界のたけしがへたくそだけど
心に突き刺さるラストシーン、戦争の虚無感やそこにからめてくる同性愛という
モチーフをうまくミックスさせた不思議な映画だった記憶があります。
音楽もいい。
大島渚の映画はどれも問題作でテーマは重いですけど特に戦場のメリークリスマス
は戦争映画?だけど心に何かを訴えかけた映画でした。
たけしの才能、坂本龍一の才能を世界に知らしめた映画といえるかも知れません。
海外での彼の評価は「挑発者」「風刺作家」という評価が多かった。
英紙ガーディアンは15日付の電子版で「挑発者と詩人」との見出しを掲げた。
大島氏を「偽善を標的にした、素晴らしい風刺作家だった」などと伝えた。
常にタブーに挑戦していたラジカルな映画監督だったと思います。
晩年はコメンテーターとしてTVで活躍、病で倒れてから久しく監督をTVで
見ることはなくなり寂しい感じでした。
野坂昭如とのバトルが思い出されます。
こんな熱い人たちはいませんね。
寂しい思いです。さよなら監督。