今回の原発事故、そこで働く人だけでなく
自衛隊、消防、その他沢山の人が事故復旧に当たってくれています。
原発の是非
今まで民主党は自衛隊を『武力装置』と呼んでいたことを覚えているだろうか?
自衛隊が良いとか悪いとかではなく、阪神大震災の時も、今回の東日本大震災の時も、彼らがいなかったら一体誰が復興のきっかけを作ってくれるのか?
東大教授が発信している非常に分りやすい原発のPDF
今回の震災はまさに想定外の規模。
今後、もしかしたらこれ以上の規模の地震が起こることも考えられる。
福島原発は最新の原発かも知れない。
がもしこれ以上の地震が起こったら・・・
そして世界は原発ブーム。
その理由はクリーンなエネルギーだから。
事故が起こればクリーンどころの話ではないのだけれど。
そしてお隣の大きな国では原発100機超を建設するという計画がある。2030年までにだ。
四川大地震もあった。そしてお隣から黄砂が降り注ぐ日本。
福島原発は今後廃炉となる。
その代わりにまた原発を建設するのだろうか?
日本は技術、テクノロジーに長けている国。
今こそ安全でたとえ大きな災害に見舞われても、放射能を撒き散らすようなエネルギーを使っていくのだろうか。世界でもこれだけの原発事故が発生しており、なくなってはいない。
高速増殖炉の事故史
発生時期 炉 国 事故の種類
1955,11 EBR-1 米 炉心溶融
1955 EBR-1 米 出力異常
1960 BR-5 ソ連 燃料破損
1960,4 DFR 英 燃料破損
1960,8 BR-5 旧ソ連 細管大破損
1962,12 フェルミ 米 細管損傷Na水反応
1963,7 DFR 英 蒸気発生器ナトリウム漏れ
1966,10 フェルミ 米 燃料溶融
1966,10 ラプソディ 仏 ナトリウム漏れ火災
1966,7 DFR 英 蒸気発生器ナトリウム漏れ
1967,5 DFR 英 ナトリウム漏れ火災
1973,5 BN-350 旧ソ連 細管損傷Na水反応
1973,9 BN-350 旧ソ連 細管損傷Na水反応
1974,9 PFR 英 細管損傷Na水反応
1975,2 BN-350 旧ソ連 細管損傷Na水反応
1976,10 フェニックス 仏 ナトリウム漏れ火災
1976,7 フェニックス 仏 ナトリウム漏れ火災
1978,10 ラプソディ 仏 原子炉容器壁からナトリウム漏れ
1980,7 BN-600 旧ソ連 細管損傷Na水反応
1982,1 ラプソディ 仏 原子炉容器壁からナトリウム漏れ
1982,12 フェニックス 仏 細管損傷Na水反応
1982,4 フェニックス 仏 細管損傷Na水反応
1983,2 フェニックス 仏 細管損傷Na水反応
1984,11 SNR-300 独 ナトリウム漏れ火災
1984,5 PFR 英 ナトリウム漏れ火災
1984,7 PFR 英 ナトリウム漏れ火災
1987,3 スーパーフェニックス 仏 貯蔵槽からナトリウム漏れ
1987,6 スーパーフェニックス 仏 貯蔵槽からナトリウム漏れ
1987,7 PFR 英 細管大破損
1988,8 フェニックス 仏 出力異常
1988,9 フェニックス 仏 出力異常
1990,4 スーパーフェニックス 仏 ナトリウム漏れ火災
1990,7 スーパーフェニックス 仏 ナトリウムに空気混入
1990,9 フェニックス 仏 出力異常
1991,6 PFR 英 潤滑油混入
1993,10 BN-600 旧ソ連 ナトリウム純化系から漏れ・火災
1995,12 もんじゅ 日 ナトリウム漏れ火災
1998,11 フェニックス 仏 蒸気発生器ナトリウム漏れ
公開されているものだけとして。
もし隠蔽などしていれば。
そしてお隣の国は隠蔽などお手の物なんですね。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツでの原発政策では廃止の方向に向かっている。
事故が絶対におこらなければこれほど効率の良いエネルギーはないかと思います。
しかし過去を振り返ると事故がなくなった歴史がない。
福島原発も最新だったかも知れませんが、想定外の震災。
言い訳にはならない。そして放射能は後処理が出来ない究極のアンチエコロジーということ。
絶対にやめるべきだと思う。
では他にどんなエネルギーを使えばよいのか?
地熱発電
太陽光発電
水力発電
化石燃料の中では有毒物質の発生が少ない天然ガスもクリーンエネルギーと呼ばれることがある。
アイスランドなどでは大規模な地熱発電が国政として行われており、日本もこうしたエネルギーを使い、仮に事故が起こっても環境破壊、人体破壊しないエネルギーが必要なのだ。
今こそ新しいエネルギーを採用すべき!