結果はわかっているけど毎週楽しみにしてしまう池井戸潤作品 :: デイリーSKIN

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[2017年10月26日00時00分00秒]
結果はわかっているけど毎週楽しみにしてしまう池井戸潤作品

池井戸潤氏原作&役所広司主演「陸王」初回14・7%の好発進

 半沢直樹、下町ロケットと同じ香りのするドラマ。はっきり言ってハッピーエンドになるはずの陸王、わかっているけど見ちゃうのはなぜ?



(ライターFT)

結果はわかっているけど毎週楽しみにしてしまう池井戸潤作品


 10月15日からスタートした新ドラマですが、かなり視聴率もいい感じらしいですね。2017年スタートの新ドラマ「陸王」は100年続く老舗足袋会社の再起と奮闘を描く作品。何気なく観てしまったけど完全にハマりました。



 池井戸作品、実はあまり読んだことがないのです。半沢直樹がTVドラマ化された少し前に「民王」という小説を読んだくらいでした。この「民王」現役の総理大臣と、その息子が入れ替わってしまうというよくあるストーリーでしたが、中々でした。特にドラマは原作越えではないかという面白さでしたが、原作もそこそこ面白い。

 総理と入れ替わった息子の馬鹿さ加減と麻生総理の「未曾有(みぞうゆう)」事件をパロッたりとかる〜〜〜〜いタッチの政治批判が特にいい。この小説、自民党政権から民主党政権に変わった頃に書かれた小説ですが、かなり風刺が効いていました。



 池井戸作品はとにかく読みやすいのが特徴。

 一気に読める小説が少ない中で、池井戸作品は1日で読めてしまうのが特徴だろう。

 半沢直樹も下町ロケットも義理人情や本当に頑張っている正直な人をわかりやすく描いており、勧善懲悪と誰もが馴染みやすいストーリーとなっている。実は陸王がドラマスタートし、気になり原作を現在読み進めている最中になりますが、中々面白いです。



 半沢直樹も、下町ロケットも挫折しては立ち上がりの繰り返しで最後に成功を勝ち取るという池井戸作品の必勝パターンでしたが、陸王も同じです。

 何度も何度もピンチが訪れ、負けても盛り返し立ち上がるという日本人が好きな物語。

 この物語の中に隠されているのは、現在の経済情勢だったり、企業間の策略や陰謀だったり、銀行との取引が描かれているのが特徴、池井戸自身、銀行マンだった経験を小説の中で生かしている。経済という魔物を分かりやすく描いているというのが特徴だろう。

 池井戸作品、とにかく前向きな感じがしますね。

 人気作家だけが持つ、文面は多くの人を引き込む力がありますね。

 まだ二つの作品しか読んでませんが、これからも池井戸作品を楽しもうと思います。











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