【どうせオレは下ネタしかないよ・・・】by FT
タイトル通り、オレは下ネタならいくらでもある。
下ネタと言ってもエグイのや、そうでないのもある。今日はちょいエグイ話をしよう。
あまりエグイ内容がダメな方は読まないで下さいね。
数年前の出来事、オレは実はとっても綺麗好きなのである。今は自宅もウォシュレットが装備してあるので問題は無いのだけれど、以前の賃貸アパートの時はウォシュレットが装備してなかった。
綺麗好きなオレは大きい方をした後は必ずお風呂でお尻を石鹸で洗うようにするほどだ。そんな綺麗好きなオレなのだけれど、『インキン』というのに悩んだ時期があった。原因は不明、常に綺麗にしているのになってしまう事もある。きっと銭湯なんかでうつされたんだと推測しているのだが・・・・・
この『インキン』はとても厄介なもので、一旦痒くなるとどうにも止まらない。もう、外であろうが構わず直接股間をかきむしってしまう。最初は人が見ていない時を見計らい、『サッ』と掻くのだけれど一度掻いてしまうとカユミはどんどん倍増してしまう厄介な奴だ。
以前に『インキン』なった時は会社勤めしていた時の事だ。会社は青果物の加工場なのでパートさん達が主戦力だ。パートさんはもちろん近所のおばちゃんが多く働いていた。中にはソコソコ若いキレイなパートさんもちょくちょくいる。
一旦、カユミが勃発すると、どうにも止まらない。こましなパートさんの前であろうが無かろうが、痒いものは痒いのである。並の痒さでは無い。周りの事なんてどうだって良くなる。最初はズボンのポケットに手を入れ、カムフラージュしながら掻いているのだけれど、そのうちズボンの上から直接パンツに手を入れボリボリと掻いてしまう。
こりゃ、イカンとなり、近所の薬屋に駆け込んだ!この薬屋のオヤジとは暇な時によく喋りにいっている仲の良いオヤジだ。恥かしがる事も無い。
辛抱出来なかったオレは薬屋のドアを開けるなり『大将、キンタマがモーレツに痒いねんけど何とかしてぇ〜〜!』と股間を掻き毟りながら薬屋のオヤジに哀願した。
薬屋のオヤジは『なんや、インキンにでもなったんかい』とクールにオレに答えた。オレは痒くて痒くてどうしようも無かったので、半キレ状態で『塗り薬や!塗り薬をくれって〜〜〜』と薬屋のオヤジにナサケない表情で訴えた。
この薬屋のオヤジは普段から近所の人間を捕まえるなり、マシンガントークを炸裂させる、おしゃべり大好きなオヤジだ。一旦、喋り相手を見つけると中々返してくれない。
この非常事態の時でも容赦なんか無い。どんな症状なのかオレに聞き始めた。オレは『何でもいいから一番効きの良い薬をくれっ!』と叫んだ。それでも中々言う事を聞いてくれない。股間をボリボリ掻きながら症状を簡潔に説明した。
すると薬屋のオヤジは『コレは凄いどー、カユミはコレつけたら一発で治まる』と長々と説明しだした。戸棚の奥のほうから小さな箱を取り出した。オレは薬屋のオヤジに、『話は今度ゆっくり聞くから、その薬頂戴!』と言い、店をでた。
ダッシュでチャリに乗り、全速力で家まで走った。家に着くなり薬屋のオヤジお勧めの薬を取り出した。小さな箱には
『ドキンピ・チンキ』
と書かれてあった。
これからオレの不幸が始まるのだけれど、次回に詳しく書く事にする。ワリとエグイネタなのでこんなのが嫌いな人は次は読まない方が賢明でしょう。
つづく
【前回のつづき】
2005/11/05
『ドピンキ・チンキ』
こいつは紛れも無い劇薬だ。処方箋出さなきゃまずいんじゃないか!ちゅーくらいのシロモノだ。この後オレ自身に降りかかる惨劇など想像もしない!!!
普段、風邪薬を飲む時にでも説明書を熟読するタイプのオレはこの時ばかりは説明書を読んでいる余裕なんて無かった。痒くて痒くてどうにかなりそうだった。
家に着くなり、玄関の鍵を左手で開けながら右手でズボンのベルトを外し始めた。あわてる手つきでようやく鍵を開け、部屋に入るなりズボンとパンツを同時に脱ぎ捨て、下半身フルチン状態でリュックの中から買って来た例の劇薬『ドピンキ・チンキ』を取り出した。
あまりのカユミでオレの精神状態は、ほぼ崩壊しかかっていたと思う。劇薬『ドピンキ・チンキ』のフタを震える手で開け、直接キンタマにふりかけた!
ひんやりとした感触が股間を覆いつくした。やっとの思いで薬をつけれた安堵感がホッと一息つかせた。この『ドピンキ・チンキ』はイソジンうがい薬のような色で匂いはカラシのような匂いだった。よく股間を見ると鉄色をした液体が患部全体をおおいつくしていた。
10秒程すると、患部全体がポッカポカしてきた。薬屋のオヤジが言っていたいた通り、ポッカポカしてきた患部にはカユミが全く消えていた。ここでようやく落ち着きを取り戻して来たオレは『さすが、薬屋や!え〜薬出しよるわい』とお喋りな薬屋のオヤジに心の底から感謝した。
と、思った。
しかし、時間が10秒、20秒と立って行くうちにポッカポカしていた患部の温度が上がって行く感覚が襲った。温度はどんどん上がる。1分もたっていない時間だと思う。熱い、完全に熱い。焼けるようだ!しかしこの熱さがピークだと思った。しかしまだまだ温度は上がる。
どうにも出来ない熱さに気が付くと『ギャー!!!』と声を上げて叫んでいた。決して大げさな表現では無い。トンでも無い熱さだ。しかも熱さはまだまだ下がらない感覚に襲われているようで目の前がクラクラとしてきた。
これは完全につけすぎたと思い、風呂場で流そうと考えた。劇薬、『ドピンキ・チンキ』を直接振りかけて約2分。たった2分でオレのキャン玉は溶岩にはまったかのような感覚だ。すぐに水で洗い流さねば!
そこからの記憶が無い。
信じられなくとも仕方が無いけど、気を失っていた。左手に『ドキンピ・チンキ』を持った状態で気絶していたのだ。しかも下半身丸出し状態だ。昔、Charの曲で『気絶するほど悩ましい』と言う名曲があったが気が付いた時に何故かその曲を思い出してしまった。
気を失っているオレの尋常で無い状態を仕事から帰って来た嫁が見つける。気が付いた時は股間を氷で冷やしてくれていた。やはりノーパンだ。多分、時間にしてそんなには長い時間ではなかった。30分〜40分ほどだったと思う。
股間を見ると真っ赤に腫れ上がっている。しかも少し熱を帯びている。立って歩いてみるとコスレタ部分がヒリヒリして痛い。次の日の仕事はもちろん欠勤せざるを得ない。ヒリヒリするけどカユミは完全に消えている。
次の日、朝起きてタマキンの状態を見てまた気絶しそうになった。タマキンの皮がめくれ上がっていたのだ。日焼けした時のようなめくれ方で、薄皮をめくってみると赤く腫れ上がり、じゅくじゅくしている。
『き、き、きっも〜〜〜〜〜い!』(気持ち悪い)
まともに歩けない。火傷した後のような感覚で患部に触れるとヒリヒリとして痛い。完全に怒ったオレは薬屋のオヤジの所に怒鳴り込んだ!『大将!この薬はシャレにならんでぇ〜』と怒鳴り込むと薬屋のオヤジはオレに事の成り行きを聞いた。
オレの説明を聞いた薬屋のオヤジは話を聞くなり、へたり込んで笑い出した。怒りにまかせて喋りまくる度に笑い転げやがった!
後で薬屋のオヤジから、『ちゃんと説明書を読まんからそんな目にあうのや』と言われ、またまた笑い転げられた。確かに説明書きを読むと、『コットンなどに染み込ませて、つけ過ぎないようにして下さい。つけ過ぎた場合はすぐに冷水で洗い流して下さい』とちゃんと記入されていた。
どちらにせよ、この一回ではインキンは治らなかった。しかし、今度は容量、用法をまもり、コットンなどに染み込ませ塗った。劇薬、『ドピンキ・チンキ』はつける度にオレに絶叫をもたらしたけど、薬が無くなる頃には完治した。
カユミとあの熱さ、どっちを取ると言われたら、迷わず『カユミ』を取る。それくらいの劇薬だ。しかし、本当に完治するのは身を持って体験済みだ。また、インキンに襲われたら迷わず『ドキンピ・チンキ』を塗るだろう。
矛盾だらけのオレだ!
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はい、おもしろかったですね〜
さすがですね〜
FT氏はなぜか
こーいったハプニングに非常に
たくさん遭遇する奇蹟の人なんですね。
それではみなさんまたあした!
FT氏唯一のデザイン【精密ロボ】でお茶を濁しておきましょう!