関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Deepな人の溜まる場所であったりと様々なDeepな関西を紹介するDeep関西!
ですが今回は関西を離れ、四国の徳島県にある徳島刑務所のレポートです。
徳島刑務所レポートといっても内部の撮影はもちろん許されません。
刑務所周辺の様子と、面会はどのように行われるのかをレポートしてきました。
鳴門海峡大橋
(ライターFT)
『Deep四国、徳島刑務所暴動と塀の中の友人』
また新年早々からDeepでコアなレポートだと思いますが、皆様しばしお付き合い下さい。
何故、徳島刑務所なのか?
暴動!徳島刑務所 刑務官数人が負傷 スポニチ2007/11月記事
実は数年前のある事件で友人がこの徳島刑務所に収監されている。この暴動の真相を調べるべく、2008年1月4日に面会に訪れた。
もちろん、面会時は刑務官が横に付き添うので暴動の詳細などは聞くことは出来ない。が、それとなく刑務所での医療の実態を少し聞くことが出来た。
この日、1月4日は新年明けての面会開始の日だった為、面会者の数はかなり多かった。この徳島刑務所というのは主に長期の受刑者達が収監されている。ようするに無期懲役刑の受刑者や懲役8年以上の受刑者達がこの徳島刑務所に収監されている。
さすがに長期の受刑者達が収監されているだけあり、堅気とは思えない面会者も多い。しかし女性も半数ほどいる。
少し想像を膨らませてみると、様々なストーリーがあるに違いない。
友人は懲役13年の刑を言い渡され服役中だ。刑期はあと5年11ヶ月残っているという。
彼からの手紙を読むと、中はかなり酷い状態と推測出来る。
手紙をこちらから送る際も、徳島刑務所側から送る際も必ず ”検閲“ が入るので徳島刑務所側から中の様子を下手に書けない。
こちらとしては推測するしかない。
ただ単純に推測するのではなく、手紙と実際の面会の様子を元に推測すればかなりの信憑性はあるのではないだろうか?オレはそう考えた。どこまで真実に近づけるのか!
彼からの手紙には興味深い文章が書き記されていた。
『ほんまにここにおる奴らは人間のクズばっかりや、中には立派な考えを持っている人もおるけど一握りもおらへん』
やはり長期受刑者達が多くいるせいかも知れない。
中で彼はきっと辛い目にあっているだろう。
しかし面会時の彼はそんな心配を訪れた者にさせまいとし、明るくバカ話に花を咲かせてくれた。
『今なぁ〜女のナニ見たら、涙流すかゲロ吐くかどっちかやなぁ〜(笑』
横にいた会話内容をチェックしていた刑務官までもが失笑!
そんな気遣いをしてくれる友人の気持ちが嬉しかった。
彼は現在、体の不調は無いと言っていた。
が虫歯が出来ているようで、話を聞くと虫歯治療の申請をしてから、治療するまで2年もかかるらしい。
上に貼り付けたリンク記事も本当のようで、調べてみるとかなりの検索ヒット数が出る。
確かに受刑者達の犯した罪というのは重大かも知れない。特に徳島刑務所では重大な犯罪を犯し、刑に服している受刑者が大半だ。
だからといって、刑務所専属の医師及び職員数人が受刑者を押さえつけ、肛門に指を数本無理やり挿入したり、睾丸を握り潰したりするという虐待行為に及んでもいいのか!
他にも投薬さえも拒否されたり、先にも書いたが虫歯治療を申請してから2年という歳月がかかるというのは何故なのだろう。
刑に服してる受刑者達の人権は一体どうなっているのだろうか?
しかも、身寄りのない受刑者や無期懲役刑の受刑者達を選んで虐待行為が行われているというではないか!その結果が暴動という事態を招いてしまったのだから本末転倒ではないか!
毎日受刑者達は自分の犯した罪を反省させられている。それは当たり前の事だと思うが、変態医師や変態職員の嗜好を満足させる場所ではない。どの国もそうだと思うけれど、再犯率を下げる教育に重点を置くべきではないだろうか?
きっとやっているとは思うけど、今回の事件を参考にするとそれ以前の問題としか言いようがない。
徳島刑務所、受刑者が集団暴行 刑務官数人けが、主犯格を送検へ 2007/11/19 10:22
徳島新聞
高い塀に囲まれた中では虐待が行われていた。
久しぶりに会った塀の中の友人もかなり痩せており、収監前とはかなり違った風体になっていた。しかし、明るくふるまう友人。くれぐれもここで病気や怪我にならないようにと念を押し、面会室を離れた。
面会の仕方
長期の受刑者は収監された当初は親族しか面会出来ないようだ。
しかしある程度、刑期を勤め、模範として服役していれば友人等も面会出来るようになる。
刑務所前にある受付
ここで受刑者の名前と面会に来た者の住所、氏名を記入する。
それから中に通されるのだけど、刑務所に入る際、金属探知機を通らなければいけない。もちろん携帯電話やカメラは一切持ち込めない。
携帯やカメラなどは入り口にロッカーが用意されているのでここで保管される。
刑務所に入る際に番号が記入された札を手渡される。
この日は14番だった。
14番目ということだ。
中に入ると待合室で待たされる。
そこにはどこからどう見てもその筋のお方が多い。
喫煙場所も決められていて面会に訪れる者は喫煙場所でタバコを吸う事が出来る。
待合室ではTV放送を見て待ったり、雑誌や新聞が置かれているが、新聞の日付を見ると2007年10月8日だったりする。雑誌も全て昨年の物ばかり。仕方ないので昨年の ”週間大衆” を読む。
ヌードグラビアや風俗記事に目を通すと、隣に座っている女性が覗き込んでいた・・・(恥ずかしい)
入り口
待つこと約1時間半、待合室に設置されたスピーカーから番号を呼ばれる。
待合室から出て少し歩くと円形の建物が見える。
その建物が面会室になっている。
受付で刑務官に身分証の提示を求められ、免許証を見せる。
この日は面会希望者が多くいたようで面会時間は通常の時間より少し短くなると告げられる。
5番の部屋に入るように言われ、5番の部屋に入り、受刑者である友人を待つ。
中は透明のプラスティック製と思われる仕切りが施され、下には声を通すような穴が開けられている。よくあるTVドラマなどの丸いのではなく、下に長方形の囲いに無数の穴が開いていた。
大きめの声を出さないと聞こえ辛い。
面会は3人まで行えます。面会室には椅子が3脚置かれている。
約、10分間(正確には13分)友人との再会を喜び、一刻も早く出所出来るようにと伝え、体に気をつけてと伝え、面会室を後にした。
差し入れも出来る。
雑誌や書籍、ハンドクリームやハンカチ、刑務所で指定されている物なら刑務所内で購入出来、差し入れすることが出来る。基本的に書籍なら1人8冊までと決められている。それ以外を差し入れする場合は郵送して差し入れする事が出来る。
差し入れの際、決められた場所で書類に何を差し入れするか詳しく細かく記入しないといけない。
その後、担当の職員による厳重なチェックの後、受刑者に手渡されるようだ。
収監される前の塀の中の友人はかなり太っていたが、現在はかなり痩せていた。昨年の暴動騒ぎには参加するような奴では無いのだけど、友人としてはかなり心配だった。様々な憶測と推測をしてみるが、刑に服し、元気に出所出来る日を待ち望み、祈りながら徳島刑務所を後にした。
次回、いつになるかわからないがまた面会に行く予定だ。
その時はまたレポートしたいと思います。
ですが今回は関西を離れ、四国の徳島県にある徳島刑務所のレポートです。
徳島刑務所レポートといっても内部の撮影はもちろん許されません。
刑務所周辺の様子と、面会はどのように行われるのかをレポートしてきました。
鳴門海峡大橋
(ライターFT)
『Deep四国、徳島刑務所暴動と塀の中の友人』
また新年早々からDeepでコアなレポートだと思いますが、皆様しばしお付き合い下さい。
何故、徳島刑務所なのか?
暴動!徳島刑務所 刑務官数人が負傷 スポニチ2007/11月記事
実は数年前のある事件で友人がこの徳島刑務所に収監されている。この暴動の真相を調べるべく、2008年1月4日に面会に訪れた。
もちろん、面会時は刑務官が横に付き添うので暴動の詳細などは聞くことは出来ない。が、それとなく刑務所での医療の実態を少し聞くことが出来た。
この日、1月4日は新年明けての面会開始の日だった為、面会者の数はかなり多かった。この徳島刑務所というのは主に長期の受刑者達が収監されている。ようするに無期懲役刑の受刑者や懲役8年以上の受刑者達がこの徳島刑務所に収監されている。
さすがに長期の受刑者達が収監されているだけあり、堅気とは思えない面会者も多い。しかし女性も半数ほどいる。
少し想像を膨らませてみると、様々なストーリーがあるに違いない。
友人は懲役13年の刑を言い渡され服役中だ。刑期はあと5年11ヶ月残っているという。
彼からの手紙を読むと、中はかなり酷い状態と推測出来る。
手紙をこちらから送る際も、徳島刑務所側から送る際も必ず ”検閲“ が入るので徳島刑務所側から中の様子を下手に書けない。
こちらとしては推測するしかない。
ただ単純に推測するのではなく、手紙と実際の面会の様子を元に推測すればかなりの信憑性はあるのではないだろうか?オレはそう考えた。どこまで真実に近づけるのか!
彼からの手紙には興味深い文章が書き記されていた。
『ほんまにここにおる奴らは人間のクズばっかりや、中には立派な考えを持っている人もおるけど一握りもおらへん』
やはり長期受刑者達が多くいるせいかも知れない。
中で彼はきっと辛い目にあっているだろう。
しかし面会時の彼はそんな心配を訪れた者にさせまいとし、明るくバカ話に花を咲かせてくれた。
『今なぁ〜女のナニ見たら、涙流すかゲロ吐くかどっちかやなぁ〜(笑』
横にいた会話内容をチェックしていた刑務官までもが失笑!
そんな気遣いをしてくれる友人の気持ちが嬉しかった。
彼は現在、体の不調は無いと言っていた。
が虫歯が出来ているようで、話を聞くと虫歯治療の申請をしてから、治療するまで2年もかかるらしい。
上に貼り付けたリンク記事も本当のようで、調べてみるとかなりの検索ヒット数が出る。
確かに受刑者達の犯した罪というのは重大かも知れない。特に徳島刑務所では重大な犯罪を犯し、刑に服している受刑者が大半だ。
だからといって、刑務所専属の医師及び職員数人が受刑者を押さえつけ、肛門に指を数本無理やり挿入したり、睾丸を握り潰したりするという虐待行為に及んでもいいのか!
他にも投薬さえも拒否されたり、先にも書いたが虫歯治療を申請してから2年という歳月がかかるというのは何故なのだろう。
刑に服してる受刑者達の人権は一体どうなっているのだろうか?
しかも、身寄りのない受刑者や無期懲役刑の受刑者達を選んで虐待行為が行われているというではないか!その結果が暴動という事態を招いてしまったのだから本末転倒ではないか!
毎日受刑者達は自分の犯した罪を反省させられている。それは当たり前の事だと思うが、変態医師や変態職員の嗜好を満足させる場所ではない。どの国もそうだと思うけれど、再犯率を下げる教育に重点を置くべきではないだろうか?
きっとやっているとは思うけど、今回の事件を参考にするとそれ以前の問題としか言いようがない。
徳島刑務所、受刑者が集団暴行 刑務官数人けが、主犯格を送検へ 2007/11/19 10:22
徳島新聞
高い塀に囲まれた中では虐待が行われていた。
久しぶりに会った塀の中の友人もかなり痩せており、収監前とはかなり違った風体になっていた。しかし、明るくふるまう友人。くれぐれもここで病気や怪我にならないようにと念を押し、面会室を離れた。
面会の仕方
長期の受刑者は収監された当初は親族しか面会出来ないようだ。
しかしある程度、刑期を勤め、模範として服役していれば友人等も面会出来るようになる。
刑務所前にある受付
ここで受刑者の名前と面会に来た者の住所、氏名を記入する。
それから中に通されるのだけど、刑務所に入る際、金属探知機を通らなければいけない。もちろん携帯電話やカメラは一切持ち込めない。
携帯やカメラなどは入り口にロッカーが用意されているのでここで保管される。
刑務所に入る際に番号が記入された札を手渡される。
この日は14番だった。
14番目ということだ。
中に入ると待合室で待たされる。
そこにはどこからどう見てもその筋のお方が多い。
喫煙場所も決められていて面会に訪れる者は喫煙場所でタバコを吸う事が出来る。
待合室ではTV放送を見て待ったり、雑誌や新聞が置かれているが、新聞の日付を見ると2007年10月8日だったりする。雑誌も全て昨年の物ばかり。仕方ないので昨年の ”週間大衆” を読む。
ヌードグラビアや風俗記事に目を通すと、隣に座っている女性が覗き込んでいた・・・(恥ずかしい)
入り口
待つこと約1時間半、待合室に設置されたスピーカーから番号を呼ばれる。
待合室から出て少し歩くと円形の建物が見える。
その建物が面会室になっている。
受付で刑務官に身分証の提示を求められ、免許証を見せる。
この日は面会希望者が多くいたようで面会時間は通常の時間より少し短くなると告げられる。
5番の部屋に入るように言われ、5番の部屋に入り、受刑者である友人を待つ。
中は透明のプラスティック製と思われる仕切りが施され、下には声を通すような穴が開けられている。よくあるTVドラマなどの丸いのではなく、下に長方形の囲いに無数の穴が開いていた。
大きめの声を出さないと聞こえ辛い。
面会は3人まで行えます。面会室には椅子が3脚置かれている。
約、10分間(正確には13分)友人との再会を喜び、一刻も早く出所出来るようにと伝え、体に気をつけてと伝え、面会室を後にした。
差し入れも出来る。
雑誌や書籍、ハンドクリームやハンカチ、刑務所で指定されている物なら刑務所内で購入出来、差し入れすることが出来る。基本的に書籍なら1人8冊までと決められている。それ以外を差し入れする場合は郵送して差し入れする事が出来る。
差し入れの際、決められた場所で書類に何を差し入れするか詳しく細かく記入しないといけない。
その後、担当の職員による厳重なチェックの後、受刑者に手渡されるようだ。
収監される前の塀の中の友人はかなり太っていたが、現在はかなり痩せていた。昨年の暴動騒ぎには参加するような奴では無いのだけど、友人としてはかなり心配だった。様々な憶測と推測をしてみるが、刑に服し、元気に出所出来る日を待ち望み、祈りながら徳島刑務所を後にした。
次回、いつになるかわからないがまた面会に行く予定だ。
その時はまたレポートしたいと思います。