歯科相談on web 正しい歯の磨き方! :: デイリーSKIN

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[2006年12月10日08時47分00秒]
歯科相談on web 正しい歯の磨き方!

歯科相談on web

 
 ヒトの健康はまずは食生活からです。

 食は全ての源です。

 生きて行くためには避けては通れない事ですね。

 食生活を快適にする為には ”歯“ の健康は重要な事。



 そして歯の事を相談するなら歯医者さんにお聞きするのが一番です。

 全ての健康の源、歯についてのご相談は歯科相談on webで!

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┃『正しい歯の磨き方!歯科相談on web』
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今回は,はた先生に、歯の正しい磨き方をレクチャーして頂きましょう。

 歯の磨き方一つで虫歯にはなりにくいようですが、本当なのか!

 先生に聞いてみましょう。

 
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 【質問】
 歯の磨き方一つで虫歯にならないと聞きましたが本当ですか?

 歯を磨いた後、歯茎も歯ブラシでゴシゴシやっていますが大丈夫ですか?

 乳幼児にキスしたりすると虫歯になりやすいって本当ですか?

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 【答え】
はじめまして「はたちゃん」と言います。

先週執筆されていた「ひら先生」の高校・大学のクラブの後輩になります。
この度、FTさんのご指名で、歯科相談のお答えをさせて頂く事となりました。

出来るだけ、分かりやすく書こうと思いますが、分かりにくい点等あれば、お気軽にお聞き下さい。
よろしくお願いします。

早速、本題に入りたいと思います。

今週は、「正しい歯の磨き方」というテーマです。
歯科の2大疾患である「虫歯」と「歯槽膿漏」は、正しい歯磨きで、確実に予防出来ます。

しかし、非常に壮大なテーマで悩んでいます。
なぜなら、日頃、診療所では

「10人の患者さんがいれば、その人に合った10通りの磨き方があるんですよ!」

と説明しているからです。

だから、このHPをご覧になられてる方すべてに当てはまるか分かりませんが、僕が日頃患者さんに推奨している磨き方を、何通りか示させて頂きたいと思います。

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まずは歯の「ほっぺた側」と奥歯の「内側」の磨き方です。

A. ローリング法

  (この方法は、比較的簡単で、歯肉のマッサージ効果もあります。
   歯と歯の間の汚れも落としやすい方法です
   お母さんが小さいお子さんの歯磨きをするのにも適しています)

 1. 歯ブラシの側面を歯肉と平行に当てる

     

 2. 毛先を歯肉に押し当てて、回転させてくる

     

 3. 上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ歯ブラシを回転させる

     

 4. 以上1〜3を「1本ごとに」2、3回繰り返す

B. スクラッピング法

歯ブラシの先端は歯の面に直角にあて小刻みに往復運動させ、噛む面も直角にあて小刻みに往復運動する。
歯と歯肉の間には入れない。
これも1本ずつ行う。

     

C. バス法

 (この方法は、やや難しく、歯周病に注意が必要な患者さんに向いています。歯肉のマッサージ効果もあります。)

 1. 歯ブラシの毛先を45度の角度で歯肉に当てます

     

 2. そのまま毛先を押し当てながら、歯肉の縁の方に滑らせます
   (この時に、毛先を歯と歯肉の溝にいれます)

     

 3. この位置で、歯ブラシを小刻みに(2mm幅ぐらい)振動させます

     

 4. 以上1〜3を「1本ずつ」磨いていきます

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続いて、「前歯の裏側」の磨き方です。

ここは、歯ブラシを横にしたら入らないので、歯ブラシの「つま先」や「かかと」、つまり歯ブラシの「端っこ」を使って磨きます。

     
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最後に「噛む面」の磨き方です

ここは皆さんがされてる通りでいいと思います。

毛先を当てて、前後に動かします。

割と力強くされても大丈夫です!

     

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そしてよくある質問・お問い合わせのあった質問です!!

『Q. 歯ブラシの持ち方は?』

色々考え方があると思いますが、等医院では、力が入り過ぎない様に、
下図の様にペンを持つ様な握り方(ペングリップと言いますが)を奨めてします。
     


『Q. 何分ぐらい磨けばいいの?』

基本的に決まった時間はありませんが、上で書いた様な磨き方で行っていれば、僕らでも15分〜20分はかかります。

1日3回は基本ですが、毎回そんなに時間はかけれませんので、一日に時間の取れる時1回だけはきっちりと磨く様にして下さい。

『Q.歯を磨いた後、歯茎も歯ブラシでゴシゴシやっていますが大丈夫ですか?』

上でも書きましたが、適度な歯肉のマッサージは、血の流れを良くして健康な歯茎を保つのに有効なのですが、力が強すぎたり、やり過ぎたりすると、上の歯では、歯肉がどんどん上がって、下の歯では、歯肉が下がってきます(下写真)

そうすると、歯の「根っこ」の部分が出てきます。

この部分は非常に熱の伝導性がいいので、熱いもの冷たいものに凍みるようになります。

いわゆる「知覚過敏」という状態です。

またこの「根っこ」の部分は、虫歯の抵抗力も弱い為、虫歯になりやすくなります。

何事も、「やりすぎ」は、身体に悪いって事ですね。



           
『Q. 乳幼児にキスしたりすると虫歯になりやすいって本当ですか?』

本当です!!

虫歯は、「虫歯菌」によって歯を溶かされる病気です。

だから、口の中に「虫歯菌」がなければ、虫歯にはなりません!!

基本的に産まれてくる赤ちゃんの口の中には、「虫歯菌」は存在しません。
そのまま大人になれば、その子は虫歯にならなくて済むのです。

ただ、子供の口にキスをしたり、保育者と同じスプーンで食べさせたり、口移しで食事をあげたりすると、お父さんやお母さんの「虫歯菌」が、子供に感染します。

ただ、お父さん・お母さんのお口の中に「虫歯菌」がいなければ、感染はしません。

たとえ「虫歯菌」がいたとしても、お口の中を綺麗に維持出来ていれば、感染の確率は下がるというデータもあります。

子供が6ヶ月から3歳の間に感染するといわれています。

それぐらのお子さんんがいらっしゃる家庭では、お子さんの歯磨きは勿論ですが、まずお父さん・お母さんがきちんと歯磨きする事も、お子さんの為になるということです。

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以上、長々と書きましたが、一度ご自分でやってみて下さい。

健康なお口は正しい歯磨きから!!

失礼致しました。
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