2007 JR新今宮駅周辺〜西成区のあいりん地区(通称・釜ヶ崎)日本唯一のスラム街 :: デイリーSKIN

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[2008年05月06日00時00分00秒]
2007 JR新今宮駅周辺〜西成区のあいりん地区(通称・釜ヶ崎)日本唯一のスラム街

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関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Deepな人の溜まる場所であったりと様々なDeepな関西を紹介するDeep関西!

原点に戻る!
何が原点やね〜〜ん!

やはり西成のあいりん地区(通称・釜ヶ崎)は、生と負のパワーのある地域だと感じている。



デイリーSKINを始めてしばらくしてこの土地を訪れたのだけど、年に1度はこの地をレポートしないといけないなんて思ってしまった。

11/24の連休中日、デジカメを持ちあいりんを歩いた。
そこにあるものはまさに人生の縮図、日頃感じることが無くなったデンジャラスな一日を送ることが出来たのは、良かったのか悪かったのか・・・

(ライターFT)

 『2007 JR新今宮駅周辺〜西成区のあいりん地区

(通称・釜ヶ崎)

日本唯一のスラム街』





JR大阪環状線新今宮駅前の43号線の歩道には上の画像のような聖書がフリーで設置され持ち帰ることができる。

駅を降り向い側はかのあいりん地区(通称・釜ヶ崎)と呼ばれる地域。
やはりあいも変わらずアンモニア臭が漂う。道端で泥酔して寝ている人も今日は多い。駅を降りてすぐのところで寝ているオッサンを発見。


この日、大阪は一番の冷え込みだったが、日中は小春日和でした。(日陰に入るとかなり寒い)

あいりん地区(通称・釜ヶ崎)こんな光景は日常茶飯事なので珍しくもないのだけど3連休中日と言うこともあり今日は泥酔して路上で寝ている人はいつもより多かったようだ。

あいりん地区(通称・釜ヶ崎)とは反対側を歩いてみた。
前回、西成レポート(昨年)したので一応は反対側も紹介しといてもいいだろう。

JR大阪環状線新今宮駅周辺は釜ケ崎と似たような雰囲気だ。

しかし国道43号線を挟んで北と南側では地名も変わる。



大阪市浪速区恵比寿町といい、何とも縁起の良い地名なのだ!

BAD EBISU ロングスリーブTシャツ(ブラック&ホワイト)縁起の良いCoolなロンT!

さらに歩くと駅の裏手にはフェスティバルゲートというアミューズメント施設がある。
フェスティバルゲートフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』紹介ページ

ここにも紹介されている通り、2007年7月31日までに、ほぼ全ての店舗及びアミューズメントの営業を終了してる。

さらに面白く詳しい記事はこちら!
大阪DEEP案内:フェスティバルゲート 大阪民国ダメポツアー



この3セク事業のツケの事は大阪民国ダメポツアーでよく書かれているのでそちらを見ると分かりやすい。

画像を改めてみると何とも寂しい雰囲気だ。

国道43号線を挟み、南側(大阪市浪速区恵比寿町)には大阪府警の生活安全課の分署が存在する。しかしだ、その分署の前で堂々と眠りこけているプロの酔っ払いを発見!

本日2人目・・・


後ろは大阪府警の生活安全課の分署

まるでジャッキーチェンの酔拳に出てくるお師匠様のようなスタイルで寝ていた。


時代で言えば昭和の初期、中期といった雰囲気か。
そんなレトロな雰囲気と大阪の闇の部分ともいえるのでは無いだろうか。




JR大阪環状線新今宮駅の高架下には¥60〜の自動販売機がある。

本当に¥60で販売されている。
釜ヶ崎に入ると¥50〜の自販機も存在する。


全て売り切れでした!

JR大阪環状線新今宮駅は阪堺電車の乗り場と地下鉄動物園前の駅も隣接している。阪堺電車とは俗に言う ”チンチン電車“ (路面電車)の事で、今でも阿倍野区から堺までを繋ぐ重要?な庶民の足となっている。



JR大阪環状線新今宮駅高架下を走る阪堺電車。
高架を超えると阪堺電車、南霞町駅になる。

南霞町駅



この画像裏手にはJR大阪環状線新今宮駅があり、アクセスはかなり便利!

しかし裏に回ればこんな感じだ!




かなり荒んでるようですが画像右手には大阪府警生活安全課分署がある。

さて、そろそろ釜ヶ崎に潜入しよう。
この日は3連休の中日、仕事は少ないので釜ヶ崎のメインストリートはプロの酔っ払いが大勢いるだろう、西成署の先にある公園は人が多いはずだ。前回の事もある、今回は腹をくくって潜入しレポートしなくては。



普通の平日と違い、人が多い。

特にメインストリートの十字路ごとに数名、椅子を置き座って何かを待っている人がかなりいる。見るからにその筋の人だと分かる。

釜ヶ崎では覚せい剤の販売が後を絶たないらしい。
きっとこの十字路ごとに座っていたり、何かを待っているその筋の人達はそうなのかも知れない。俗にいうシケ張りというやつだ。

うかつにカメラを出せない。



平日はそれほど多くは出ていないので何とかカメラを出せたけど、休日は少し撮影に関してはやり難い。

大丈夫とは思うけど、何があるか分からない。

上の画像も少し緊張しながら撮影した。

特にこの地は賭場も多く、ノミ屋に至ってはそこらじゅうにある。
過去に釜ヶ崎のあいりん労働者センターで仕事を貰ってたことがあるので、一般の人よりはそのあたりは詳しいつもりだ。

その辺りさえ撮影しなければ身に危険が及ぶ事はあるまい。
そんなふうに考えていた。



西成署を越え、三角公園付近をうろついていた時、夥しい数の残材が公園の隅に積み上げられていた。横を見るとその残材を燃して暖を取っている。その横のブルーシートで囲まれた中を覗くと、花札で盛り上がっていた。

もちろんお金も見えた。

何気ないふりをし、焚き火のそばに移動して見てやろうかと思った時、後ろから声がした。


『おい、こらっ、どつきまわすぞ!』


振り返ると長髪に色の薄い大きなレンズのサングラス、ホットパンツでママチャリに乗った完全に眼つきのマズイ奴がオレに大声で怒鳴り付けた。

間違いなくあいつだ。

『西成警察署〜飛田新地!日本で唯一、暴動がおこる街』

このレポートの中間に出てくる黒のジャンバーにデニムのホットパンツで裸足で長髪の完全に眼つきの危ない奴だった。

やはりこれだけ寒い日でもホットパンツだった。
間違いない。完全に目がヤバイ。久々に心臓が破裂しそうなほど鼓動は早まっていた。こいつの目は本気で刺すことが出来る目だ。逃げたい、でも今日は絶対に逃げないと心に決めて釜ヶ崎に入った。

しかし帰りたい・・・
今すぐに帰りたい、全速力で走って逃げたい。正直、そんなふうに感じていた。

でも、このおっさん、何で冬でもホットパンツなんやろ?






次週に続く!















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