薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?まとめ :: デイリーSKIN

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[2019年08月08日00時00分00秒]
薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?まとめ


薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?

(ライターFT)

ヨーロッパの国で行われた挑戦 

 芸能界やスポーツ界をはじめ、著名な人たちが違法な薬物で逮捕されると、連日連夜各マスメディアがニュースとして報じる。そうした場面で、薬物使用はその人たちの「意思の弱さ」によるものであり、同時に「凶悪な犯罪」として報道されがちだ。そのため「薬物を使用する人」=「犯罪者」というイメージを持つ人が多いのではないだろうか。



🌟覚せい剤に大麻…薬物使用者をあえて「罰しない」驚きの改革の効果


 「ハーム・リダクション(害悪の軽減)」という手法がヨーロッパ各国で行われている。これは薬物使用者を厳罰化せずに個人の問題と定義する考え方になる。

 ウィキペディアによると、個人が、健康被害や危険をもたらす行動習慣(合法・違法を問わない)をただちにやめることができないとき、その行動にともなう害や危険をできるかぎり少なくすることを目的としてとられる、公衆衛生上の実践、方略、指針、政策を指す。

 これは合法、非合法に関わらず、精神作用のあるドラッグの規制を緩める事で、その使用により生じる健康・社会・経済上の悪影響を減少させることを主たる目的としています。

 オランダなどがその先駆けで、大麻の非犯罪化を推進してきました。



 アルコールと違法薬物の比較をし、非合法なドラッグとアルコールは全く違うという正論者の意見をよく目にしますが、精神作用に影響を及ぼす嗜好品としてアルコール、つまりお酒は強力な精神作用を誰でも及ぼすことが知られています。

 飲酒しての酩酊状態を楽しむことは、昔から我々の生活の中で普通に行われてきたことです。アルコールは危険なドラッグとしての印象は誰もが持っていないのが現実です。

 しかしアルコール依存症の人は、家族を崩壊させ、人間性をも失う状況に追い込まれることがあります。覚せい剤についてはアルコールなどより危険性が高いのは理解しているので、使用について制限されるべきで、非犯罪化する必要もないのかと思います。コカインやヘロイン、その他の非合法薬物は規制されるべきだと思います。



 でも覚醒剤やコカインを使用したことで、犯罪者となるのはどうなのか?



 罰則規定はあってしかるべきだと思いますが、厳罰化はやめるべきではと考えています。

 欧米に比べ、日本の薬物使用者はさほど多くないとは思いますが、欧米に追い越せ、追いつけではないですが、増えているのも実情でしょう。

🌟主要な国の薬物別生涯経験率 PDF

 上記リンクのPDFを見ると、日本がどれほど優秀なのかがわかります。

 圧倒的に薬物経験者が少ないのです。


薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?2

(ライターFT)

 これは厚生労働省の麻薬取締や、「ダメ、絶対ダメ」キャンペーンの効果でしょう。社会問題にもならない数です。しかしこの厚労省の麻薬取締は本当の事を言っているのでしょうか。

 頭から否定で入り、まるで洗脳ではないでしょうか?

 だからインターネットでの一般人の批判が過熱し、一人の薬物使用者を徹底的に叩くという人権を無視した行為に走るのには疑問を感じているのは私だけではないはずです。

 海外ではこうした麻薬取締があまり厳しくないから、こうした結果になっているのでは無いのか?



 海外でプッシャー(売人)は、警官に撃たれてしまう可能性もあります。もちろん日本でも撃たれる可能性はありますが、あまり売人が撃たれたというニュースを見たことや聞いたことはありません。

 死ぬ危険があっても麻薬売買は行われています。

 そして麻薬中毒者も日本の数とは比較にならないほど、蔓延しています。

 ではアルコール依存患者はどうでしょう。

世界・アルコール依存症者の割合ランキング 

 世界190の国と地域を対象としたアルコール依存症者の割合についてのランキングです。

 アルコール依存症者の割合ランキングマップ
イスラム諸国は教義で飲酒を禁止されているため、アルコール依存症者の割合も少なくなっています。

 日本のアルコール依存症者の割合は、1.1%で、世界ランキングの順位は136位です。



 ランキングの1位はベラルーシの11.0%、2位はハンガリーの9.4%、3位はロシアの9.3%です。

 ランキングの最下位はカタールの0.1%です。

 このランキングには、ランキングマップがあります。偏差値にしたがって地図上の地域を色分けすることで、ひと目でアルコール依存症者の割合の状況が分かるようになっています。

🌟国際統計格付けランキング 


 このランキングを見ると、1位ベラルーシ、2位ハンガリー、3位ロシアと続きます。

 ベラルーシに於いてはアルコール依存症になる確率が11%と1000人あたり110人がアルコール依存症という事になります。日本の10倍の数です。



 ベラルーシは9,466,000人の人口になります。この11%がアルコール依存症患者がいるということは驚きの事実です。


 

薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?3

(ライターFT)

世界の主流は「薬物の非犯罪化」 

 覚せい剤をはじめ、違法な薬物の事件報道が時おり世間を騒がせる一方で、薬物依存症は治療が必要な病気でもある。それはギャンブル依存症などでも変わらない。では、依存症はどんな病気で、どんな人がなりやすく、どうやって治すのだろうか。日本における薬物依存症の治療と研究のパイオニアである松本俊彦先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

🌟世界の主流は「薬物の非犯罪化」日経トレンディ


 この日経トレンディの記事の中で興味深い内容のものがあるのでピックアップしてみましょう。

魂を殺す 

 「やっぱり依存症の人たちの死亡率はすごく高いです。中でも死因として、アルコールの場合には死因のトップ2は肝硬変と心不全です。3番目は自殺なんですね。他の薬物の場合は、アルコールほど体はボロボロにならないんですけど、やっぱり一番多いのは、事故だか自殺だかよくわからないパターン。もちろん自殺も多いですよ。他のメンタルヘルスの問題、うつ病なんかに比べても自殺が多い疾患だなと思っています」

🌟世界の主流は「薬物の非犯罪化」日経トレンディ


 たしかに仰る通りです。

 違法薬物を使用し続けると、精神を病むパターンが多いのも事実です。

 私は過去にホームレス支援施設関連で相談員として働いていましたが、覚せい剤で逮捕暦が15回という人がいましたが、現在は完全に覚せい剤から離脱しているにも関わらず、普段の言動が完全におかしな事になっていました。



 みんなが寛いでいる場所で、いきなり「ポンっ!」と大きな声で叫びました。

 何事かとその人を見ると、麻雀牌を並べているのです。空中で・・・

 そうです、一人でエア麻雀をしていたのです。

 すぐに精神科に診てもらい、入院する事になったのですが、これ以上の回復は見込めないといういう事でした。

 この人の逮捕歴から考えると、何十年も覚せい剤使用をしていたと思われます。

 長い間、覚せい剤を使用すると精神的な問題が、回復不能になる程進行してしまう例ですね。

 覚せい剤とよく縁がキレたと思います。

 その人個人の努力は壮絶だったと思いますが、一人ではどうにもならない病気であることも間違いないことを体験した瞬間でした。



 覚せい剤とSEXは切り離すことができません。それは比較的安全と言われている大麻も同じです。アルコールを摂取すると、女性のガードが甘くなるのとよく似ており、さらに覚せい剤については快感を倍増させる効果があります。

 特にコカインとSEXの相性はかなりいいそうです。

 芸能人の覚せい剤使用が無くならない原因の一つは、このSEXとの相性の良さにあるのかも知れません。覚せい剤でシャキッとした頭の中、SEXをすることで感度が何倍にもなる。覚せい剤なしのSEXがやめられなくなるのは容易に理解できますね。


薬物使用者は何故犯罪者と定義されるのか?4

(ライターFT)

危険ドラッグや覚醒剤がもたらすキメセクの効果 

【体験談1】
「シャブをやっていると、すっごくセックスしたくなっちゃうの。初めて会った人にも『抱いて』とか言って行っちゃう。セックスは、何度も何度も上り詰めて、ずっと死ぬまでくっついていたくなる。」

【体験談2】
「覚醒剤をやると必ずセックスしたくなります。全員かどうかは知らないけれど、そういう人は多いようです。私の場合、これは覚醒剤だけで、コカインのときにはそういう気持ちにはなりません。」

【体験談3】
「覚醒剤が入ると性欲が高まり、マスターベイションが止まらなくなります。徹夜してやり続けて、最後には尿道から出血したり、包皮が赤く腫れ上がったりするまでやめられません。たいていはその後に膀胱炎になります。」

【体験談4】
「20歳になったら、シャブは止めようと思っていました。28歳の現在でも、シャブと売春から抜けられません。シャブを買うために売春し、売春を続けるためにシャブを使うのです。」

🌟【閲覧注意】媚薬や危険ドラッグによるキメセクは気持ちいい?【画像あり】


 非常に興味深い記事ですね。

 この強烈な快感と引き換えに、長く続けていくと禁断症状(離脱症状)がおこります。離脱時、つまりクスリが体内から抜けるときに起きる倦怠感です。酷い気分に陥ります。それを避けるためにさらにクスリの追い討ちをします。そうやって徐々に身体は蝕まれ、完全な依存症が出来上がってしまうのです。これは薬物だけではなく、アルコールも同じです。



危険ドラッグや覚醒剤がもたらすキメセクの効果 

禁断症状は不快感や情緒不安定、疲労感、不眠、興奮といった精神症状、そして吐き気、発熱、下痢、筋けいれんなどの身体症状が現れます。激しいときは、最悪死に至る場合も。こうした禁断症状から逃れるためにも、使用者たちはまた薬物を求め、そして使用してしまうみたいです。

🌟【閲覧注意】媚薬や危険ドラッグによるキメセクは気持ちいい?【画像あり】


 女性にとって違法薬物は危険な物です。



 キメセクを男は誘います。その誘いに乗ってしまうと、抜け出すことは難しくなり、クスリを得るためにお金が必要になります。手っ取り早く高収入を得るために、身体を売る行為に走りがちになります。

 芸能人が薬物に手を出す背景にはこうした抜けられない快感があります。

 薬物が規制される根本には、他人に迷惑をかけてしまい、家庭崩壊や社会的に普通に生きていけなくなるという原因が存在します。

 アルコールと同じように使用し続けると、人間として社会生活を送るために大きな影響があることは間違いありません。だからアルコールも20歳以下の飲酒は禁止され規制されているのです。

 100歩譲っても大麻の医療目的、少量の嗜好品目的については海外の例を見ても分かる通り、規制緩和をしても良いのではと個人的に思います。



 それは酔いの自由を阻害する可能性があるからです。

 自己責任での使用になります。

 お酒も自己責任です。

 違法薬物をしていることで、身近にいる人はその使用を知ることは困難です。

 自己責任で依存症を克服できるなら、違法薬物でもなんでもやればいいのですが、依存症になると自己責任と言っていられなくなります。必ず誰かの助けが必要になります。その為のハーム・リダクションは必要になるのではないかと最近は考えが違ってきました。



 












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