カズオ・イシグロの作風 :: デイリーSKIN

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[2017年10月09日00時00分00秒]
カズオ・イシグロの作風

【アマゾン】、驚愕の真実!カズオ・イシグロ氏の「日の名残り」でアマゾンが生まれた?


 
(ライターFT)

カズオ・イシグロの作風


 1989年に書かれた「日の名残り」で文旦デビューしたカズオ・イシグロですが、この作品、一体どんな作品なのでしょう。すでに映画化されており、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンが主演しています。



 アンソニー・ホプキンスはハンニバルのレクター博士で有名ですね。

 エマ・トンプソンは1993年公開の「ハワーズ・エンド」でアカデミー主演女優賞をとった名女優です。最近ではハリー・ポッターの占いの先生役が記憶に新しいですね。 


 ハリー・ポッター、シビル先生

 美女と野獣のポット夫人も彼女が演じてくれています。



 またまた話がそれまくってしまいましたが、「日の名残り」の簡単なストーリーを。

【あらすじ】
戦後10年がたったある日、英国の貴族、故ダーリントン卿が所有していたダーリントンホールが金持ちのアメリカ人に買われた。アメリカ人は元の所有者だったダーリントン卿の執事だったスティーブンスをアメリカ人の強い要望もあり、そのまま執事として雇う。屋敷を買い取ったアメリカ人、ファラディはスティーブンスがあまりにも屋敷で使えてばかりで旅行を勧める。故ダーリントン卿が生前、一緒に屋敷で働いていた女中頭、ミス・ケントンとの再開の旅だった。

執事と女中頭との確執があったが、それも今となっては美しい思い出、旅はスティーブンスが過去を回想しながら進んでいく。

そしてミス・ケントンとの再会を果たす。

かつて、確執のあった女中頭の本当の想い、過去の失敗を悔やみながらも新しい主人の為にアメリカンジョークを練習に取り組もうと決める。
  
 物語では戦後の政治情勢、当時の主人であったダーリントン卿の失敗と自分の失敗を重ね合わせ、物語は回想から進み、時間軸もうまくリンクし、読み応えのある作品に仕上がっている。作者が元日本人だから読みやすいのか、すんなり入ってくる。そして切なくイギリスの風土や風習も感じられる稀有な作品かも知れない。海外で彼の作品が受け入れられた理由としては、日本人が好む、侘び寂びがよく効いた作風だからだろうか。

 カズオ・イシグロ、上手い!としか言いようがない。

 名作と言えます。

 映画も良かったのですが、少し内容を変更されているのと、前半、眠気との戦いでした(笑

 カズオ・イシグロ、オススメの作家です。ノーベル賞おめでとうございます。











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