本日も永井豪先生の作品紹介を。
本当はバイオレンスジャックや凄ノ王を紹介するのが筋かも知れない。
永井先生の一番の魅力はデビルマンでも描かれているようにウルトラバイオレンス
暴力描写ではと感じている。
(ライターFT)
名作漫画を考える。巨匠!永井豪2
1982年ヤングジャンプ連載で始まり全10巻で発売されている。
上記画像のように主人公である花平が一人で燃えている最中に悪魔を
呼び出してしまう。偶然悪魔を呼び出してしまった悪魔に家族をむちゃくちゃにされ
てしまうが、その後女悪魔と愛が芽生え、結婚する。その中で起こる出来事や問題を
魔法や悪魔にもらった特殊能力を使って解決していく。話はどんどんエスカレートし
て最後は神と戦うことになる。
花平が悪魔の魔法によりもつ特殊能力が面白い。
指を差すとどんな女とでもデキる力と、冷酷でいるかぎり無敵でいられる力が与えられる。
この漫画、実は原作者がいる。永井豪では珍しい別の原作者となる。
小池一夫氏が原作者となる。小池一夫といえば実験人形ダミーオスカーや
クライングフリーマンなどの人気作品の原作者として有名、初期ゴルゴ13にも
関わっていたとされる実力派の作家さんだ。
花平バズーカでは青少年にはお勧め出来ない描写の連続である。
特に主人公、花平の持つ能力がかなりアダルティな能力で男なら誰しもが持つ
願望のあらわれではないだろうか?
この原作が描かれた当時、中学生だった私は毎週楽しみにヤングジャンプを
書店に買いにいった思い出がある(笑
確かにエロい、しかし愛がテーマ。
デビルマンにしろ愛がテーマともいえる。
その愛というテーマは永井豪独特の男目線の愛といえるかも知れない。
男の願望と愛を一緒に考えて何が悪い?当時、中学生だった私にはそんな感情
など一切無かったが今思えばそうなのである(笑
とにかく楽しめるエンタメ作品だ。
小池一夫氏の原作というのがこの作品のミソでもある。
それを永井流の表現で漫画として描く世界は読む側としては楽しみでならない。