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関西へヴィ・メタル界屈指のVo 吉田 ”Leo“隆 (Marino)


昨年、12月21日心斎橋『club ALIVE』で行われた
吉田 ”Leo“隆&小笠原義弘
(BLUESTONE CO・ex Savoytraffle) の
アコーステックデュオで行われたライヴレポートを中心に
今月のMONTHLY SKINでお伝えしたいと思います。


まず、知らない人の為に!
吉田 ”Leo“ 隆って一体だれやね〜〜ん!
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80年代に”Marino“というハードロックバンドがデヴューした。
最初にリリースされたアルバムは
『BATTLE OF METAL』オムニバスアルバム。
 
まさに衝撃敵なアルバムでこのアルバムでは
吉田 ”Leo 隆率いるMarinoはオープニングの3曲を飾った。
 
 
 
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特にこのアルバムの中でのMarinoは光りまくっていた。
少し記憶が定かでは無いのだけど、この3曲全てがライヴの臨場感を出すため、
一発録音でレコーディングされたという話を聞いた事がある。
まさに日本人離れした楽曲とパワフルなヴォーカル、そしてギタリストである大谷レイブンのギタープレイ
は、まさに日本だけでなく世界に通用するギタリスト。
 
大谷レイブンは 『ストラトキャスターの魔術師』と称され、筆者である私も大ファンだった。
当時、ハードロック・へヴィ・メタルは全盛期だったが、
Marinoを聴いた率直な感想をいうとすればまさに外タレ!
歌詞はもちろん日本語だけど、醸しだす雰囲気とプレイは
当時人気だったジャパニーズへヴィメタルバンドの中では際立っていた。
 
2002年8月7日イベント『HARD ROCK SUMMIT』において、
MARINOとして吉田LEO(Vo)・大谷レイブン(G)・鎌田マナブ(B)・板倉ジュン(D)の4人が集結。
17年の活動中止に終止符を打ち、再始動!2003年には 10曲入りフルアルバム『HYBRID!』 をリリース。
Marino以外でも吉田 ”Leo“ 隆はLeo Projectをスタートさせ、勢力的なライヴ活動を始めている。



「レオおが」クリスマスナイト12月21日心斎橋 『club ALIVE』レポート



しっとりと始まったこの日、普段はベーシストである小笠原 義弘氏 (BLUESTONE CO・ex Savoytraffle)が
アコースティックギターに持ち替え、吉田 ”Leo“ 隆を強力サポート。
小笠原氏は鈴木広美ソロアルバムにもベーシストとして参加している世界で活躍するミュージシャンです。
鈴木広美ソロアルバム発売記念インタビュー記事はコチラ!!


やはり”Leo“氏の歌声は熱い、見ているだけでこちらまで熱くなれる。
曲がとてもいい。隣でサポートしている小笠原氏のアコースティックギターのヘッドには煙が
くゆらされたタバコ、曲との雰囲気は抜群!カッコイイ!
 
”Leo“氏の歌声はまさに円熟味たっぷりで酒が良く似合う。
1曲目が終わりMCに入るや否や、小笠原氏と”Leo“氏のトークが炸裂!
このお二人のトークが面白いのなんの(笑
いい雰囲気で始まったのにトークは”Leo“氏の昔話に!
どうやら”Leo“氏は紫のスカイラインに乗り、竹槍マフラーを2本出しながら爆走していたとか(笑
会場は爆笑の渦に!
 
もちろん”Leo“氏は否定していましたが、突っ込みを止めない小笠原氏。
思わずそれに乗ってしまう”Leo“氏。
こんな雰囲気でライヴは始まった。
 
さすがに曲に入ると”Leo“氏の歌は素晴らしい。
オーラが違うと言おうか、オーディエンスは一瞬で”Leo“氏の歌声に引き込まれる。
言葉では説明出来ない存在感は本当に凄いとしか言いようがない。
曲が終わるとまた小笠原氏とのトーク。
 
さらに小笠原氏、自身のエピソードも楽しかった。
この日のライヴ直前、洗顔をしようとした小笠原氏。
クレンジングオイルと洗顔クリームと間違え、顔がオイリーになってしまったというエピソードを
披露してくれました。



MC動画 (小笠原氏クレンジングオイル&脳天一撃秘話編)



Marino時代のある遊園地での出来事。
メンバーで遊んでいた”Leo“氏は遊園地でMarioのファンに見つかりサインをせがまれ、
快くファンの持っていたサッカーボールに
 
『脳天一撃吉田 ”Leo“ 隆』
 
と、記入してファンに渡したらしい(笑
重戦車Marino脳天一撃とファンにサインしたのかどうかを激しくLeo氏に突っ込む小笠原氏、
渋々、返答するLeo氏、普段のLeo氏の一面を覗かせてくれる、楽しいエピソードを披露してくれました。
曲と曲の合間のMCは本当に面白かった!
 
普段分からない”Leo“氏の気さくな一面を垣間見れたようでファンにはたまらないエピソードだ。
このライヴを見て特に感じたことは”Leo“氏の書く詩の世界観かも知れない。
心に響く優しくてあったかい詩が多かったように思う。
Marinoでの詩とLeo Projectでの詩の世界観の違いなどをご本人に聞いてみたいと思います。



『プロコル・ハルムの青い影


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何曲目かにプロコル・ハルムの青い影と言う名曲がカヴァーされたのだけど
このカヴァー中の間奏の部分でまたまた小笠原氏と”Leo“氏のトーク。
その内容というのが少し聞こえ難いかもしれませんが動画を参照下さい。
※2分頃からトークが始まります(笑
 
全てをお見せできないのが残念でならない。
Leo氏が始めての試みと言っていた曲も素晴らしかった。
どうやら ”平和“ をテーマに詩を書き曲にするのは、
Leo氏にとっても始めての試みだったようで、
曲を聴けば聞くほどに深く心に突き刺さるように感じた。
 
曲に入る前のMCでLeo氏は少し照れながら説明してくれた。
しっとりとしたバラードで切ない詩の内容、
人々は何故争い傷つけあうのかというテーマを訴えてくれていました。



『PEACEFULL



特にラスト1曲前に演奏された曲は心に沁みた。
ラストはもちろんMarinoの曲が聴く事が出来ました。めちゃくちゃいい曲でした。



幻花


『幻花』
 
大地から空に届けと
光をつかもうと花は
静かに歌う高ぶる切なさを
決して心偽る事もなく
生まれた自分を信じ
魅了する心流れるままに
願いを色に込めて
喜びむすびて
人は誰も
咲くことが出来る
その名は幻
幻の花よ
※歌詞一部抜粋
 
本当に楽しいライヴでした。
ハード・ロック、へヴィ・メタルファンだけでなく誰が見ても楽しくて心に響くライヴでした。
当時、Marinoと同じく人気バンドだった44マグナムやラウドネスの
メンバーのエピソードなどの話も多くジャパニーズ・メタルファンにとっては
見逃せないエピソードも満載。
 
 
約70分間のなか、全く飽きることがなく時間が過ぎるのがこんなにも早く感じたライヴを
見たのは本当に久しぶりの事でした。



最後の曲には、marinoファンにも嬉しいナンバーをplayしてくれました。
『ライジング



 
横浜メタル地獄 スペシャル! アコースティック編!!
 
2008年2月23日(土)
 
会場: 横浜アリーナサウンドホール
 
開場/17:15 開演/18:00
前売り:4,000円
当日券:4,500円
 
入場順:整理番号順 (出演者予約→サウンドホール予約→ローソンチケット→当日券)
チケット販売方法:☆各出演者さん予約 (即日より)
☆サウンドホール予約 (1月
☆サウンドホール予約 (1月23日(水)より045-474-2020にて受付)
☆ローソンチケット(12月22日(土)より発売。
Lコード 32489
 

 
[NAGURIKOMI GIG 2008]
 
2008年3月01日(土)
 
会場: 中野サンプラザホール
 
開場/16:00 開演/17:00
全席指定:6,800円 (税込)
 
お問い合わせ:JAPAN HEAVY METAL FANTASYコンサート係  TEL: 03-3479-9999
 
音楽雑誌「WE ROCK」
アースシェイカーのマーシー・44マグナムのポール・マリノの吉田”Leo”隆
3人によるヴォーカリスト対談掲載
 




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吉田 ”Leo“ 隆 8つの独占インタビュー
 
Q1: 『本来ベーシストである小笠原氏とユニットをしようと考えた理由を教えてください。』
 
A1: 音楽講師として行ってた学校で、再会したと言うのもありますが、音楽家として、尊敬し敬服する面と、僕の歌をすごく理解してくれる人なので、心強い創作仲間なのです。
彼の持つ優しさと音楽に対する貪欲さも好きです。

Q2: 『”平和“をテーマに曲を書いておられますが、Leoさんにとって心境の変化がありましたでしょうか?ファンに伝えたいメッセージなどありましたら教えてください。』
 
A2: 反戦と言う意味もありますが、今の日本社会の中、心の平和を欲している人が多い事を感じます。
何かの要員で傷ついた心やストレスは、本人にとっては、世界平和よりも重要な課題。
本来あるべき姿の平穏な日々を願う心は、無意味な争いを無くしたい、地球全体の願いに通じると思います。
思考の原点は、ジョン・レノンの「Imagin」です。

Q3: 『MarinoとはLeoさんにとってどんな存在でしょうか?』
 
A3: ハードロックという音楽を創造する中での理想のメンバーであり、相方であり、お互いを高めあえるミュージシャンとの、協同作業場。
四人がまるで個性が違うから、意見もぶつかるが、かみ合った時のパワーは、恐ろしいまでに強力。
鳥肌をたててくれる、仲間達です?

Q4: 『ライヴ中、ジョーコッカーの話をされていましたが、Leoさんにとってジョー・コッカーの存在とはどんな存在ですか?』
 
A4: ハスキーで、ディープな声の魅力(人生の年輪や哀愁を感じさせる)のもありますが、晩年、声があきらかに出てないのに、人の心に響く魂は、何なのだ!?
声量も音域も問題ではないのだ、という事を教えてくれたSingerです。
男にしか、解らない切なさも 好きです。

Q5: 『Leoさんがお勧めする若手ミュージシャンを教えてください。』
   
A5: 自分がまだ若手(若輩者)だと思ってるから、お勧めする若手はこれといってないな〜〜(笑)
皆さんパワーと情熱もってやってくれてますから、凄いですよ。
感服されます本当に。
若手ではありませんが、THE BLUESTONE COMPANYは、素晴らしいバンドですよ。

Q6: 『「Leo project」 でやりたいこと、今後の展開などありましたら教えてください。』
 
A6: アコースティックですね。
生ギターと歌。余分な装飾のない音で、どこまで表現の幅を拡げられるか、マリノ時代の曲も含めて、どんどん新曲も作って、小回りを効かして、数多くライブしたいですね。
小笠原君との「レオおが」がメインでしょう。

Q7: 『今までに一番影響を受けたミュージシャンは誰ですか?』
 
A7: バイオリンの先生かと、思います。
音楽の種を植えてくれた方です。
鈴木バイオリンの、門下で、庄司先生です。

Q8 『最後にLeoさんからファンにメッセージをお願い致します。』
 
A8: アコースティックは、自分に対する挑戦です。
生の自分を出すことは、勇気がいりますが、快感でもあります。

 
 
 
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