本日も奇才、デビッドフィンチャーの映画やPVをご紹介したいと
思います。
とにかく彼の監督作品の中でも際立つ存在感を発揮しているのは映画ファイトクラブのブラット・ピット演じる
タイラーダーデンではないだろうか。
(ライターFT)
奇才デヴィッド・フィンチャーの映画2
とにかくこの映画のスタイリッシュな映像美と斬新で複雑なストーリー、思想はかなり思い白い。
ブラット・ピット演じるタイラーダーデンの名前はすぐに思い出せてもエドワード・ノートン演じる
役名がどうしても思い出せない(笑
それもそのはず、劇中ではジャックという名前でエドワード・ノートンのことを呼んでいるが
実はそれは映画の中での便宜上の話。
「俺はジャックの脳の延髄です」
こんな台詞からエドワードが自分のことを言います。
しかしジャックというのは廃屋で拾った本に書かれていた名前を引用したに過ぎない。
実は名前が最後までない主人公だったのである。
まだこの映画を見てない人はネタバレになるが、名前が無いことで二重人格だったという
映画のつじつまが合うのである。
そしてこの映画のもう一つの魅力がマーラ・シンガーというヒロインだ。
この映画の原作はチャツク・ポーラニックという作家の作品になる。
このチャツク・ポーラニック、アメリカの整備工で仕事の合間に書き上げた作品が
ファイトクラブだった。しかも驚きなのがこれがデビュー作品というのだ。
その後の彼の作品はネットで調べても出てこない。
デビット・フィンチャーがこの映画の原作を気に入り映画化したのかどうかは分らない。
しかし彼の世界は重く暗くスタイリッシュな世界を映画という媒体で表現している
商業監督とはいえ感性豊かな監督ではないだろうか?