【戦】 :: デイリーSKIN

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[2006年09月16日00時00分00秒]
【戦】

関西方面から北陸地方に来る時に、鉛色の空に変わると言われることがあります。
鉛色の空の下、福井から私、サカヤンがお送りします。
鉛色通信、略して「鉛通(ナマツウ!)」

5週目突入!今だかつてここまでデイリーで引っ張った事は
なかったであろう、いいのか!サカヤン!
負けるなサカヤン!行け行けサカヤン!
という訳でたぶん来週あたりに最終回です


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柴田勝家の天下分け目の大決戦が「賎ケ岳の合戦」
羽柴秀吉と余呉湖を挟み睨み合いが続いた




賎ケ岳は滋賀県にあり
福井からの道は南越前町(旧今庄)を抜けていかなくてはいけません
今庄には今庄365スキー場があり、ベルク余呉、余呉高原スキー場
があります。
雪深い土地を抜けていかなければなりません
合戦は2月末、堪えきれなくなった勝家が人夫300人を集めて
雪をかきわけ賎ケ岳へ向かった

何度か車で通った事はありますが、この道を徒歩で雪の中通るだけでも
かなりの重労働です



滋賀に抜ける道


実はこの道、「北国街道」と言い
長野県の北部から新潟県の直江津(上越市)で北陸道に合流する道を「北国街道」と言いますが
もう一つ
滋賀県北部の琵琶湖東岸を南北につないで福井県の今庄町で北陸道につながる道も「北国街道」と言います

この道は柴田勝家が整備した道で
それまで大きく西に迂回して湖北に入っていた北国街道を南進させることで最短距離の道を作りました

この厳しい季節での挙兵は
北陸の地で動きが取れない勝家に対し着実に足場を固めていった秀吉に
我慢がならなかったからだ


秋は紅葉スポットの余呉湖


動いた方が負ける、正にそんな戦いだったと思う

揺さぶりで崩すためであろう
勝家と内応を約束していた山路正国を
秀吉が移したり
勝家が自ら堀秀政を攻めたり水面下の戦いが続いていた


そのうち、岐阜の織田信孝が挙兵した
この信孝は織田家跡目争いで勝家が推していた人物

ここで秀吉が軍勢2万を率いて引き返した

この時
勝家側についていた佐久間盛政が動いた

勇将を誇る中川清秀を攻めこれを討った

勝家はここは百戦錬磨と言おうか
数々の先鋒を務め、鬼柴田と言われた人物である
秀吉の速さを知っていた
だから、散々、盛政に本陣に戻る催促をしたが
盛政は聞き入れなかった、若さゆえであろうか
賎ケ岳に攻め上ってしまった



戦局が動いた



十二、三里の道のりをわずか二時間あまりで秀吉が引き返してきたのである


盛政は撤退、それを追う秀吉軍

ここはさすが秀吉である、軍を三軍に分け
一つは勝家本陣に向け、もう一つは前田勢に向かった

その前田勢は一戦も交えず背を向けて逃走してしまった

狂った歯車は直る事なく
敗北に向けて加速していくのである





一人の漢が時代の波に飲まれる瞬間、悲しいが
必然的なものだったのかもしれない

信長に尽くし自分の天下は見れなかった漢、勝家

その時、秀吉は自分の天下を見ていたのであろう
その差がここに表れたのではないか

もう勝家はこの時、古い人間だったのであろうが
そんな勝家が格好良くてならない


次週、勝家シリーズ最終回!

なんやっちゃおえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

















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