関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Deepな人の溜まる場所であったりと様々なDeepな関西を紹介するDeep関西!
さて今週は、西大阪治水事務所の取り組みをお伝え致します。
(ライターFT)
【西大阪治水事務所の取り組みPART 2 水門の地下に、秘密の・・・】
いや〜、先週の水門、かなり迫力ありましたね〜
あれだけ巨大な水門が30分ほどで下りてしまうのはまさに圧巻でした。
先週、お伝えしきれなかった部分を中心に今週は進めて行きたいと思います。
しかも秘密の地下通路にも潜入してきました!
あれだけの巨大な水門、実は川底部分には地下通路が設けられていました。
この地下通路には様々な配管やケーブル等が所狭しと張り巡らされておりました。丁度、水門の真下部分に秘密の地下通路は対岸まで通っています。
この水門を管理する施設のエレベーターの地下に行くと、画像のような地下通路が設けられている。
凄い数のケーブル!
それほど複雑に入り組んだ地下通路ではないですが、所どころに横道にそれる通路などがあり、それぞれの役目を担っている。
幅は約2m位だろうか、もう少しあるかも知れない。
横道を見るとこんな感じになっている。
送風ダクトと給気ダクト
これだけの水門を管理するには徹底したメンテナンスが必要!
見えない部分でも市民の安全、高潮対策は行われているのだ!
この水門の建設は昭和45年に建設されました。
総工費は約30億円、今から36年前に建設されたようです。
特にこの水門が建設される以前は大阪も幾度かの水害に悩まされた土地柄でもあります。地盤が低く、海に面した西大阪地区は過去に3度、大きな水害に遭っています。
最初は昭和9年にあった室戸台風、最大風速42mと言う巨大な台風だったようです。浸水面積は4921ha(ヘクタール)、床上浸水家屋が大阪府下で166720件、死傷者17898人という広大な被害をもたらせた台風だったようです。
そして昭和25年におこったジェーン台風、この時も大阪に甚大な水害が引き起こされてしまいました。浸水面積は5625ha(ヘクタール)、床上浸水家屋が大阪府下で45406件、床下浸水は35058件、死傷者なんと21465人もの人々が亡くなられたようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%8F%B0%E9%A2%A8ジェーン台風ウィキペディア(Wikipedia)
昭和36年には第2室戸台風もおこり、やはり上記記載の被害よりも少ないとは言え、甚大な高潮被害だったようです。
しかしなぜ、これほどまでに被害が拡大したのでしょうか?
一番の原因と考えられるのが高潮だったようです。
大阪平野は地盤高の低い沖積平野と呼ばれる地域です。
※河川の堆積作用で形成され、現在も堆積が進行している平野。
しかも元々低地盤の為、度々、洪水や浸水被害にあってきました。古くから数々の治水事業が行われていたようです。
尻無川付近は以前、海抜0mとお伝えしましたが、担当者の方(西大阪治水事務所設備グループの方)にお聞きすると、実は0mではなくマイナスのようでした。特に尻無川の大正区側は元々、埋め立て地だったこともあり、大正区長は防災対策に熱心に取り組んでいるようです。
この3大台風を教訓に、西大阪では治水対策が進められ、水門も尻無川以外に木津川、安治川にも設けられている。
私が生まれてからはTVなどで床上浸水等を見たことはありますが、実際に床上浸水に遭ったことは一度もありません。やはり水門が大阪府民を守ってくれているようですね!
西大阪地域高潮対策パンフレットより抜粋
水門以外もの様々な取り組みが行われており、大川(旧淀川)にある毛馬排水機場などが建設され、大阪の治水対策は万全を喫しているようです。
上の画像のように大阪港からの高潮対策は3つの水門で高潮対策は完璧です。
そして大雨で増水した水位を調節する為の排水システムとして毛馬排水機場も作られています。
それ以外にも様々な対策が行われており、詳しくは西大阪治水事務所ホームページで詳しく記述されています。
http://www.pref.osaka.jp/nishiosaka/index.html西大阪治水事務所ホームページ
特に最近は水害だけではなく、地震の対策も重要になってきています。
阪神大震災以来、西大阪治水事務所も護岸の耐震補強を行っているようです。
西大阪の治水の技術、取り組みは世界でもトップレベルなんです。
スーパー堤防と呼ばれる治水の安全度を高めながら河川と街が一体となる整備も進められています。
大阪の治水に取り組む姿勢、いかがでしたでしょうか?
これらは全て、大阪府が取り組んでいる事業です。府民の安全を守り、高潮や地震に至るまで災害を想定して取り組む西大阪治水事務所!
ありがとう!
これからも府民を守って下さいね!
水害から府民を守ってくれている職員の方々
さて今週は、西大阪治水事務所の取り組みをお伝え致します。
(ライターFT)
【西大阪治水事務所の取り組みPART 2 水門の地下に、秘密の・・・】
いや〜、先週の水門、かなり迫力ありましたね〜
あれだけ巨大な水門が30分ほどで下りてしまうのはまさに圧巻でした。
先週、お伝えしきれなかった部分を中心に今週は進めて行きたいと思います。
しかも秘密の地下通路にも潜入してきました!
あれだけの巨大な水門、実は川底部分には地下通路が設けられていました。
この地下通路には様々な配管やケーブル等が所狭しと張り巡らされておりました。丁度、水門の真下部分に秘密の地下通路は対岸まで通っています。
この水門を管理する施設のエレベーターの地下に行くと、画像のような地下通路が設けられている。
凄い数のケーブル!
それほど複雑に入り組んだ地下通路ではないですが、所どころに横道にそれる通路などがあり、それぞれの役目を担っている。
幅は約2m位だろうか、もう少しあるかも知れない。
横道を見るとこんな感じになっている。
送風ダクトと給気ダクト
これだけの水門を管理するには徹底したメンテナンスが必要!
見えない部分でも市民の安全、高潮対策は行われているのだ!
この水門の建設は昭和45年に建設されました。
総工費は約30億円、今から36年前に建設されたようです。
特にこの水門が建設される以前は大阪も幾度かの水害に悩まされた土地柄でもあります。地盤が低く、海に面した西大阪地区は過去に3度、大きな水害に遭っています。
最初は昭和9年にあった室戸台風、最大風速42mと言う巨大な台風だったようです。浸水面積は4921ha(ヘクタール)、床上浸水家屋が大阪府下で166720件、死傷者17898人という広大な被害をもたらせた台風だったようです。
そして昭和25年におこったジェーン台風、この時も大阪に甚大な水害が引き起こされてしまいました。浸水面積は5625ha(ヘクタール)、床上浸水家屋が大阪府下で45406件、床下浸水は35058件、死傷者なんと21465人もの人々が亡くなられたようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%8F%B0%E9%A2%A8ジェーン台風ウィキペディア(Wikipedia)
昭和36年には第2室戸台風もおこり、やはり上記記載の被害よりも少ないとは言え、甚大な高潮被害だったようです。
しかしなぜ、これほどまでに被害が拡大したのでしょうか?
一番の原因と考えられるのが高潮だったようです。
大阪平野は地盤高の低い沖積平野と呼ばれる地域です。
※河川の堆積作用で形成され、現在も堆積が進行している平野。
しかも元々低地盤の為、度々、洪水や浸水被害にあってきました。古くから数々の治水事業が行われていたようです。
尻無川付近は以前、海抜0mとお伝えしましたが、担当者の方(西大阪治水事務所設備グループの方)にお聞きすると、実は0mではなくマイナスのようでした。特に尻無川の大正区側は元々、埋め立て地だったこともあり、大正区長は防災対策に熱心に取り組んでいるようです。
この3大台風を教訓に、西大阪では治水対策が進められ、水門も尻無川以外に木津川、安治川にも設けられている。
私が生まれてからはTVなどで床上浸水等を見たことはありますが、実際に床上浸水に遭ったことは一度もありません。やはり水門が大阪府民を守ってくれているようですね!
西大阪地域高潮対策パンフレットより抜粋
水門以外もの様々な取り組みが行われており、大川(旧淀川)にある毛馬排水機場などが建設され、大阪の治水対策は万全を喫しているようです。
上の画像のように大阪港からの高潮対策は3つの水門で高潮対策は完璧です。
そして大雨で増水した水位を調節する為の排水システムとして毛馬排水機場も作られています。
それ以外にも様々な対策が行われており、詳しくは西大阪治水事務所ホームページで詳しく記述されています。
http://www.pref.osaka.jp/nishiosaka/index.html西大阪治水事務所ホームページ
特に最近は水害だけではなく、地震の対策も重要になってきています。
阪神大震災以来、西大阪治水事務所も護岸の耐震補強を行っているようです。
西大阪の治水の技術、取り組みは世界でもトップレベルなんです。
スーパー堤防と呼ばれる治水の安全度を高めながら河川と街が一体となる整備も進められています。
大阪の治水に取り組む姿勢、いかがでしたでしょうか?
これらは全て、大阪府が取り組んでいる事業です。府民の安全を守り、高潮や地震に至るまで災害を想定して取り組む西大阪治水事務所!
ありがとう!
これからも府民を守って下さいね!
水害から府民を守ってくれている職員の方々